発災直後の4月14日に設置した益城町災害対策本部を、応急仮設住宅の建設が終了したこと、台風などの自然災害の危険性が減少したこと等により、11月21日に解散しました。
今回の震災で、今でも頭に浮かぶ出来事があります。震災発生の翌日、多くの方々が避難されている総合体育館の職員から、「総合体育館メインアリーナは、ステージ側の天井が一部剝がれていますが、入り口側の半分は避難することができます」と連絡がありました。廊下には人が溢れ足の踏み場もない状況で、避難者を中に入れるか迷いましたが、まだ余震が続いていたため、「今は入れるべきではない」と考え、閉鎖を決断し様子をみました。
その直後、「本震」の発生で20キロもある天井材や照明のほとんどが落下しました。その光景を見て、背筋が凍りつくと同時に、改めて判断、リスク管理の重要性を痛感した次第です。