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震災前より災害に強いまち 安心・安全なまちに

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 新しい年を迎えるにあたり、町民の皆様に謹んでごあいさつを申し上げます。
 昨年、益城町は震度7の地震を2回も経験するという未曽有の大災害に見舞われ、かけがえのない命や、大切な財産が失われました。熊本地震によりお亡くなりになられました方々のご冥福を改めてお祈り申し上げますとともに、被災されましたすべての皆様に心よりお見舞い申し上げます。
 地震直後から、自らが被災されているにもかかわらず、区長、消防団員をはじめ、多くの町民の皆様に人命救助や避難所運営、炊き出しなどを行っていただきました。また、全国からの温かいご支援や励ましの言葉、そして、ボランティアやNPO団体、国、県、全国の自治体職員の応援のおかげでこれまで復旧を進めることができたことに心より感謝申し上げます。
 地震発生以来、町では被災された皆様の生活再建を第一に、上下水道や道路等のライフラインの復旧、り災証明の発行、倒壊家屋の公費解体、応急仮設住宅の整備、地域支え合いセンターによる見守り活動等、全職員一丸となって支援に取り組んでまいりました。
 一方では、将来を見据えたまちづくりを進めなければなりません。それを踏まえ、昨年の12月に、震災前の姿を一日も早く取り戻し、さらなる発展を遂げるため、「益城町復興計画」を策定しました。復興計画では、震災によって失われた「安らぎのあるくらし」や「美しいふるさとの姿」を取り戻し、さらに魅力あるまちへ発展していくことで、将来の世代にとっても住み続けたいまちへ復興するという願いを込め、『住み続けたいまち、次世代に継承したいまち』という復興将来像を掲げています。
 今後はこの復興計画に基づき、被災された皆様が一刻も早く日常の生活を取り戻せるよう、町議会と力を合わせ〝オールましき〟のもと、総力を挙げて復旧・復興に向けた取り組みを加速させてまいりますので、町民の皆様のなお一層のご支援とご協力をお願い申し上げます。
 今回の地震を経験して、実効性のある地域防災計画の策定と、一人一人の防災意識の向上と普段からの地域づくり、まちづくりの必要性を強く感じました。「自分の命は自分で 守る」という意識付け(自助)と地域のコミュニティーを育むことにより、地域防災組織づくりに結び付けていくこと(共助)、そして行政においても、どんな大きな災害も「想定外」にならないように備えること(公助)で、今回のような大災害にも対応できると考えています。
 震災前より災害に強いまち、安心・安全なまちをつくることが、これまでご支援いただいた皆様への恩返しとなります。復興に向けてこれから長い道のりとなりますが、町民の皆様が一日も早く安心して暮らせるよう全身全霊を傾けて取り組んでまいります。
 最後になりますが、本年が皆様にとりまして希望に満ちた年になりますことを心からお祈り申し上げ、年頭のごあいさつといたします。

 

平成29年 新春

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