テクノ仮設団地について 最終更新日:2022年4月15日 テクノ仮設団地とは ※令和2年9月閉鎖 平成28年熊本地震の発災を受けて益城町に建設された、熊本県内で最大の仮設団地でした。益城町の居住区から離れた場所にあるため、バス路線や店舗の整備などの工夫が行われました。 テクノ仮設団地配置図 テクノ仮設団地の航空写真 ❶ 生活を整える ■ イオン益城テクノ仮設団地店 ■ 仮設店舗(集合店舗) 7店 *最大入居時 用途:理容、飲食店、整体、菓子店❷ 再建を考える / 支援する ■ 自立再建モデル住宅 3棟 ■ 本格型みんなの家 ■ 生活支援拠点施設 テクノ仮設団地整備概要 ■ 整備戸数 516戸 ■ 面積 119,592平方メートル ■ 居住者数(最大) 1,334人 ■ バスの運行 九州産交バス 建設型応急仮設住宅入居者向けの公共交通路線新設 熊本地震では、益城町内に18カ所の建設型応急仮設団地が建設され、平成28年6月より入居が順次始まりました。このうち最大のテクノ仮設団地は7月に入居が始まりましたが、公共交通や商店などが周囲にない地域に建設されました。入居にあたって町中心部や熊本市内への交通手段の確保に対する要望があがっていたため、早急な対応が求められていました。 上記を踏まえ、テクノ仮設団地路線を新設し、平成28年7月15日から運行を開始しました。同路線は益城役場線(テクノ団地~木山産交の往復)および広安循環線(テクノ団地~木山団地、役場仮設庁舎前~古閑入口の循環)の2路線からなります。 テクノ仮設団地の設置の経緯や立地条件から、テクノ仮設団地入居者に限り、専用のバス券を県の支援により配布しており、本路線を無料で利用することができました。 運行経路の設定にあたっては、県とバス事業者が町役場仮設庁舎や町の中心地、小学校の位置などを踏まえて、適切なルートを設定して頂きました。その結果、町中心部における公共交通の利便性は地震前よりもよくなりました。 益城役場線は1日のぼり11本、くだり9本(平日)、広安循環線は1日15本(平日)(いずれも、令和元年10月時点)で、1時間あたり1本程度の便数というのは、自治体が主となるコミュニティバス等と比較しても本数は多く、利便性が高い部類に入っていました。時刻表の検討にあたっては、通勤時間帯に便数を増やす等の改善対応も行いました。月平均で5,000人を超える方が利用し、同路線は住民の交通手段の改善に大きく貢献しました。(出典:平成28年熊本地震 益城町震災記録誌) 写真で見るテクノ仮設団地での暮らし仮設住宅での生活みんなの家でのイベント追悼のつどいみんなの広場の大掃除ボランティアによる学習会新年に向けた餅つき