益城町役場新庁舎が完成しました(紹介動画を追加掲載) 最終更新日:2024年4月12日 益城町役場新庁舎が完成しました 平成28年熊本地震により大きな被害を受け、再建を進めてきた役場新庁舎が令和5年3月24日に完成しました。 完成した新庁舎は、熊本地震からの経験と教訓を踏まえ災害に強く安全安心の拠点となる施設として、地盤と建物を切り離すことで大地震の際も揺れを建物に伝わりにくくする「免震構造」を採用しています。 また、災害時の電気や上下水道などのインフラ供給停止の際も、3日間の機能維持が可能な設備を整え、災害対策本部としての機能強化を図りました。完成した役場新庁舎東側からの眺望で国旗、町旗の掲揚台や外壁に町章を設置しました。1F総合案内&ロビー 来庁される皆様が建物に入ってまず目に入る所に総合案内を配置しました。また窓口業務を行う課を配置し表示を色分けするなど、迷わず適切にご案内できるように配慮しています。2Fロビー 床や壁に町有林・県産木材を活用し、吹き抜け部分には木のルーバーを配置し、木のぬくもりを感じるフロアです。町長室のほか、事業系の部署を中心に配置しています。4F展示スペース 震災の記憶の継承や、町の紹介などの展示をしています。また展望テラスもありますので庁舎にお越しの際は是非4階まで足をお運びください。 3F議場 議場の配置は対面演壇式という、議員の皆様と町政が対面する方式を採用しました。こちらも木をふんだんに使用し、また自然光を取り入れることで明るく開放感のある空間になっています。 地震による横揺れを収束させるために抵抗を加える免震装置(地下:U型鋼製ダンパー)熊本地震クラスの揺れを直接建物に伝えない免震装置(地下:球面すべり支承) 太陽光発電設備 照明設備の一部は自然エネルギーを利用し、省エネに努めています。空冷HPチラー 通常の冷暖房のほかに、人に必要となる適切な空気量(外の空気)を調節しながら、清浄(除じん)、冷暖房、除湿や加湿を行う空調機を設置しています。空冷HPチラーはその為に必要な冷水や温水を作り出します。直結機能付給水管 上水道が断水した場合も3日間の飲用水を確保できます。 3月28日、落成式を迎えました 3月28日には、蒲島郁夫県知事をはじめ、約100人の来賓を招き落成式を開催し、新庁舎の完成を祝いました。 完成した新庁舎は、今後、備品の搬入と仮設庁舎からの移転作業などを行い、ゴールデンウィーク明けの5月8日の開庁を予定しています。落成式テープカットの様子式辞を述べる西村町長式典に花を添えた復興大使髙﨑裕士さんによる津軽三味線演奏