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城の本古墳群<木山地区・寺迫>

最終更新日:

 木山城跡の北端部に位置する4世紀末~5世紀初に築造された推定墳径約11m、高さ2.5mの円墳。豪雨の際崖面が崩壊し石棺が露出したことから発見された。主体部は安山岩製の箱式石棺で、内面に赤色顔料が塗布されている。被葬者である若年成人男女の人骨、副葬品の鏡・勾玉・管玉・布片が出土している。鏡は直径9cmの内行花文鏡で女性人骨の頭部左側より出土している。鏡面には布片が多量に付着しており、布に包んで供献したものと思われる。勾玉は滑石製勾玉が12個、硬玉製勾玉が1個出土している。管玉は碧玉製管玉が5個出土している。これら玉類は全て人骨の腕部分から出土していることから、腕飾りに用いられたものと推定できる。出土遺物は益城町文化財指定。

 

城の本2号墳

  木山城跡の南端部に位置する4世紀末~5世紀初に築造された古墳で、木山城趾公園整備工事中に発見された。主体部は安山岩製板石を組み合わせた箱式石棺で、蓋石及び石棺内面には赤色顔料が塗布されている。被葬者である年齢・性別不明人骨(1号人骨)と熟年男性人骨(2号人骨)2体の人骨が検出された。1号人骨の胸部付近からは、首飾りと思われる「水晶製勾玉」2点と「碧玉製管玉」が出土。また、2号人骨の胸部には多量の赤色顔料と絹織物片が検出された。出土遺物は益城町文化財指定。


城の本2号墳

 

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