城山銅山跡<津森地区・下陳> 最終更新日:2008年7月2日 印刷 益城町の東端に位置する標高480mの城山の麓に所在する。江戸時代に開山し、最盛期の大正時代には男女約200名が採掘に従事し本格化した。その一方で流出した鉱毒により金山川と本流である木山川は汚染され、下流域の水田では稲の被害が深刻化し農民や金山川下流域住民は城山銅山採掘会社との間に繰り返し紛争を起こすこととなる。これが「城山銅山事件」といわれる公害事件である。現在は閉山され、その面影は所々に残る石垣と赤褐色に変色した金山川の岩石に見ることができる。