道安寺跡<木山地区・宮園> 最終更新日:2008年7月2日 木山氏の菩提寺とされていた中世寺院跡で、その境内域は約2丁四方(約220m四方)で、現在の木山下町バス停付近一帯になるものと推定される。『肥後國誌』によれば、享徳3(1454)年の室町中期頃に木山惟政の弟月耽が僧となり開基したと記されているが、疑問点が多く推定の域を出ない。現在は「御拝塔」とよばれる木山氏代々の霊廟と伝承されている五輪塔・宝篋印塔の残欠群が残る。現在の日蓮宗寺院「道安寺」は、江戸時代に再興された寺院である。