犬や猫は、責任を持って飼いましょう。
犬や猫を飼うということは、その命に最期まで責任を持つことを意味します。
また、犬や猫が健康で快適に暮らせるようにするとともに、しつけをしっかり行い、地域や周囲の人たちに迷惑をかけないようにすることも飼い主の義務です。
犬の飼い方について
○犬の登録(生涯1回)と狂犬病予防注射(毎年1回)を必ず実施しましょう。
狂犬病は、狂犬病ウイルスをもつ動物にかまれることで人に感染します。発症すると有効な治療法もなく、人も動物もほぼ100%死に至るとても恐ろしい病気です。
あなたの家族・愛犬・地域の人たちの安全を守るため、狂犬病予防注射を必ず受けさせましょう。狂犬病予防注射は、動物病院で受けることができます。
○鑑札や名札をつけましょう。
花火や雷の音に犬が驚いてパニックになり、リードを引きちぎって逃げ出してしまうことがあります。花火大会の日や激しい雷雨が予想される日は玄関に入れるようにし、首輪やリードが傷んでいないか再確認しましょう。
家の外に出てしまった場合や散歩中にいなくなった場合などにも備えて、飼い主や連絡先が分かるようにしておきましょう。
また、パニックになった犬は、自力では家に戻れません。いなくなった場合は、すぐに御船保健所(電話:282−0016)に連絡をしましょう。すでに保護されて、連絡を待っているかもしれません。
○犬の放し飼いはやめましょう。
犬が人をかむ事故(咬傷事故)が発生しています。普段はおとなしい犬でも、人にかみついてケガをさせてしまうことがあります。
そして、繋がれていない犬は交通事故にあったり、犬が苦手な人やご近所のかたへ気づかないうちに迷惑をかけていることもあります。
○飼い犬が人をかんでしまった場合
飼い犬が人に危害を加えることのないよう、飼い主は常に細心の注意を払う必要があります。
もし、飼い犬が人をかんでしまった場合は、すぐに御船保健所へ連絡してください。
また、飼い犬が他の飼い主がいる動物を咬んで被害を与えた場合も届出が必要となりますので、その時も速やかに御船保健所へ連絡してください。
○フン尿の始末をきちんとしましょう。
散歩のときは、フンの後始末ができるものを持って行き、必ず持ち帰りましょう。
尿の場合は水や消臭剤を持って行くなど、周辺住民の人々の暮らしを考えて、適切に処理しましょう。
猫の飼い方について
○猫は、室内で飼いましょう。
交通事故や他の猫とのトラブルがなくなります。フン尿やいたずらなどでの、ご近所への迷惑がなくなります。
猫は元々、活動範囲が狭いため食事とトイレ、上下運動ができる空間と快適な寝床があり、避妊や去勢手術などで繁殖の欲求を抑えてあげれば、室内で十分飼うことができます。
○飼い猫には、首輪をしましょう。
もし、家の外に出てしまった場合、飼い猫かそうでない猫かを他の人が見て分かるようにしておきましょう。
そして、見つけた人が連絡できるように、飼い主や連絡先が分かるようにしておきましょう。
○避妊や去勢をしましょう。
子猫を生ませて、全ての子猫の里親を探すことは、とても大変なことです。猫の妊娠を望まない場合は避妊を、また他の猫を妊娠させてしまわないためにも去勢をしましょう。
また、避妊や去勢をすることにより、ケンカが減り、おとなしくなるなどがあるようです。
○自分の飼っている猫以外には、エサを与えないようにしましょう。
自分の飼っている猫以外の猫にエサを与えることは、その猫の飼い主になるということです。飼い主になるということは、その猫の命や行動のすべてに責任を持つということです。猫を「かわいそう」と思うあまり、間違った世話をすることで生活環境の悪化や近隣トラブルなどにつながり、猫にとっても不幸な結果を招きかねません。
飼い主として最後まで飼うことができないのであれば、エサを与えないようにしましょう。