じっくり、丁寧に発酵させました |
本格米焼酎「こめます」は、益城町産のお米を使用。熊本県産の吟醸黄麹を使用し、清酒仕込みの華やぎのある焼酎に仕上がっています。
本来の焼酎では、28度で2週間仕込みを行いますが、「こめます」は低温でじっくりと3週間仕込みを行っており、ふつうの焼酎よりも焼酎としての収量は少ないものの香りが立ち、フルーティーな飲み口になっています。
あの震災からもうすぐ4年が経とうとしています。それぞれが生活の再建や復興に向けて頑張ってきました。これからもその動きが止まることはないでしょう。そしてこの動きの原動力は、私たち町に住む人、町で働く人はもとより、全国各地そして世界からの数えきれないほどの支援です。
そんなお世話になった、そして今もお世話になっている人たちに「益城町は元気を取り戻しつつあります」とメッセージを伝えたいと思い、作られました。原料に益城町産のお米を使用したのも、震災で多くの被害を受けた水田地帯が、およそ3年の時間を経て、見事に実りの時期を迎えたという喜びを込めるためです。
今回、「こめます」を共同して作り上げた堤酒造は、明治11年(1878年)に現在の熊本県球磨郡あさぎり町で創業を開始。「日本で最も美しい川」のひとつとして認定を受けた球磨川の水に恵まれ、澄んだ空気、その寒暖の差の激しい気候という、美味しい焼酎造りに欠かせないすべての条件が揃った自然環境の中、長年にわたってこの地方でしか造れない焼酎「球磨焼酎」を育んできました。