成年後見制度についてご存知ですか?

最終更新日：2024年6月21日

あなたの日常生活をサポートします！！　成年後見制度についてご存知ですか?

成年後見制度とは

　認知症・知的障害・精神障害などによって、ひとりで決めることに不安がある人が様々な契約や手続きを行うときに支援する制度です。主に下記の支援を行います。
　
　【財産管理】
　預貯金や不動産などの管理、遺産分割などの財産に関する契約などを支援します。

　【身上監護】
　介護・福祉サービスの利用や医療・福祉施設の入所・退所の手続きなど、日常生活に関わる契約などを支援します。

こんなことで困っていませんか

　・お金の管理がしっかりとできない

　・ひとりで福祉サービスの手続きができない

　・財産管理が心配

　・頼れる親族がおらず、将来誰に頼ればいいのか心配

制度活用事例（成年後見制度を使う前と使った場合）　

※　イラストは最高裁判所パンフレット「成年後見制度　利用をお考えのあなたへ」令和元年10月より引用
ケース1

お金の計算が苦手で、高いものを買ったり、役場や銀行などの手続きを行うときは、母親に任せていた。ある日、母親が病気で倒れてしまった。

▼　成年後見制度を使うと…

成年後見人等が私の代わりに、銀行で手続きをしてくれた。これからの生活は成年後見人等がサポートしてくれるので安心だ。

ケース2

家にあったことを忘れて同じものを買ってしまうことが増えた。一人暮らしではなく、グループホームに入所した方がよいのか、自分では判断できない。

▼　成年後見制度を使うと…

成年後見人等が相談にのってくれた。そしてサポートを受けながら今までどおり自分の家で生活を続けることとなった。

ケース3

悪質業者からの電話があり、だまされそうになった。最近、物忘れも増えてきたので、今後だまされないか心配だ。

▼　成年後見制度を使うと…

たとえ、だまされて契約してしまっても、成年後見人等がその契約を取り消してくれる。

ケース4

将来、自分が認知症になったときには誰が支えてくれるのか不安だ。

▼ 　成年後見制度を使うと…

息子が任意後見人になってくれた。息子が私をサポートしてくれることになったので心強い。

　　上記のような困りごとがないか、家族でも話をしてみてください。

相談窓口
　**お気軽に下記へご相談ください。**　

　**【高齢者】**
　○　益城町役場　福祉課　包括支援係　**電話：096−234−6113**（直通）
　○　東部圏域地域包括支援センター（担当校区：木山、福田、津森）　　**電話：096−289−0099**
　○　西部圏域地域包括支援センター（担当校区：飯野、広安、広安西）　**電話：096−285−4822**
　○　益城町社会福祉協議会　地域福祉課　**電話：096-214-5566**

　**【障がい者】**
　○　益城町役場　福祉課　障がい支援係　**電話：096−286−3115**（直通）
　○　ふれんどぴあ（益城町障がい者相談支援事業受託事業者）　**電話：096−273-8260**
　○　益城町社会福祉協議会　地域福祉課　**電話：096-214-5566**

成年後見制度の利用について
　成年後見制度は「任意後見制度」と「法定後見制度」の2つがあります。
　各制度を利用するためには申立てが必要です。
	任意後見制度	法定後見制度
申立てをする時期	将来に備えて、支援者（＝任意後見人となる方）や支援内容を決めておきたいとき	本人の判断能力が不十分になったとき
申立てができる人	本人、配偶者、4親等以内の親族、任意後見人となる方	本人、配偶者、4親等以内の親族、市町村長など
申立先 ※1、2の順序で申立てが必要です	1　本人が十分な判断能力を有するとき　　本人と任意後見人となる方が公証役場で支援内容などの契約を交わす 2　本人の判断能力が低下したとき　　家庭裁判所に申立てをする	家庭裁判所に申立てをする
成年後見人等を選ぶ人	本人	家庭裁判所
その他	家庭裁判所が選んだ任意後見監督人が支援状況を監督する	本人の判断能力の程度によって、補助・保佐・後見という種類がある