リフィル処方せんをご存知ですか？
お薬の新しい受け取り方が始まりました。
リフィル処方せんとは
「リフィル処方せん」とは、症状が安定している患者について、一定期間・回数であれば、医療機関を受診しなくても薬を受け取ることができる処方せんのことです。毎回、医療機関で処方せんをもらわずに、同じ処方せんを薬局で最大3回まで繰り返し使用することができます。
医療機関を受診する回数が少なくなり、通院の負担を軽減することができ、また結果として医療費の軽減効果も期待されています。
この「リフィル処方せん」は、国の制度として令和4年（2022年）4月から導入されたものです。
リフィル処方せんの注意事項
・長い間同じ薬を飲んでいるなどの症状が安定していて、通院をしばらく控えても大丈夫と「医師が判断した場合」が対象になります。
・投薬量に制限のある医薬品や湿布薬は、リフィル処方せんにできません。
・繰り返し使用できる回数は最大3回までで、医師の判断によります。
リフィル処方せんの使い方
1回目は通常の処方せんと同様に、交付日を含めて4日以内に薬局に提出して調剤してもらいます。薬局から、次回の調剤予定日が記入されたリフィル処方せんが返却されます。2回目以降に薬を受け取る時もリフィル処方せんが必要になるため、紛失しないように保管しましょう。2回目以降は、調剤予定日の前後7日以内にリフィル処方せんを薬局に提出することで、薬を受け取ることができます。 なお、2回目以降の調剤は医師の診察なしで薬を受け取るため、薬剤師から継続的に薬学的管理指導を受けることが重要になり、同じ薬局で調剤してもらうことが推奨されています。