リモートセンシング技術を活用した航測法ってなに?
空から最新技術を用いて行う測量技術です。
現在、益城町では「リモートセンシング技術を活用した地籍調査」を実施しています。
なぜ今、空からの地籍調査なのか?
最新技術(リモートセンシング)を活用した地籍調査とは?
「地籍調査」は、いわば土地の戸籍調査です。明治時代の古い地図を最新の正確な地図に作り直すため、全国の市町村で進められている国家プロジェクトです。
しかし、益城町の豊かな自然である「山林」や「急傾斜地」等において、従来のように人が山に入って測量し、皆様に現地まで足を運んでいただくことには、多大な時間と危険(転倒・転落や危険生物との遭遇などのリスク)が伴っていました。
そのため益城町では、航空機やドローン(UAV)を活用した測量方法「リモートセンシング技術(航測法)」を導入しました。空から地形や境界のデータを取得することで、皆様の安全を守りながら、広範囲を効率的に調査することが可能になりました。
航測法の3つのメリット
新しい調査方法による皆様へのメリット
(1) 現地に行く負担が大幅に減ります!
空から取得した高精度な地形データをもとに、あらかじめ図面(原図)を作成します。そのため、険しい山林の奥深くへ皆様に足を運んでいただく「現地立会い」の必要が原則なくなり※、役場や公民館等の室内で図面を見ながら境界確認を行えるようになります。(※一部現地確認が必要な場合もあります)
(2) スピーディかつ正確に調査が進みます
上空からレーザを照射することで、木々の隙間を抜けて地表の起伏を正確に測量できます。人が立ち入るのが困難な場所でも、短期間で高精度な地図を作ることができます。
(3) 災害に強いまちづくりに貢献します
空から取得した詳細な地形の3次元データは、地籍調査だけでなく、土砂災害の危険箇所の把握や、災害発生時の迅速な復旧計画の立案など、防災対策にも大いに役立てられます。
調査の流れ
調査はどのように進むの?(従来との違い)
リモートセンシング技術を活用した調査は、おおむね次のような手順で進められます。
STEP1:説明資料の送付
調査を行う地域の皆様に調査の目的や方法についての資料を送付いたします。
STEP2:空からの測量(データ取得)

関係機関に航空写真やレーザー測量のデータの有無を確認し、データがない場合は航空機やドローンを飛行させ、上空からレーザ測量や写真撮影を行います。(皆様にお願いする作業はありません)
STEP 3:図面での境界確認(室内立会い)★皆様のご協力ポイント

事前に日程や会場をお知らせいたしますので、皆様には指定の会場(室内)にお越しいただきます。

空からのデータと、既存の資料(古い公図や森林簿など)を重ね合わせて作成した「境界の素案(地形を立体化した図面等)」をご用意しますので、隣接する土地の所有者の方と図面上で境界を確認していただきます。
STEP4:結果の閲覧・確認
翌年度、作成された新しい地図(地籍図)とデータ(地籍簿)の案を、皆様に閲覧していただき、間違いがないか最終確認をしていただきます。
STEP5:登記所(法務局)へ送付
皆様の確認が終わった正確なデータは法務局へ送られ、新しい地図として備え付けられます。
よくあるご質問(FAQ)
Q. 自分の山の境界が図面だけで分かるか不安です。
A. 空から見た立体図等(微地形図等)を見ると、尾根や谷、過去に掘られた境界の溝などがはっきりと浮かび上がります。これらと過去の資料を照らし合わせることで、多くの場合、図面上で境界を把握することができます。どうしても図面で判断できない場合は、安全を確保した上で現地での確認を行うことも可能です。
Q. 調査の費用はかかりますか?
A. ドローンや航空機を使った測量を含め、地籍調査にかかる費用は国・県・益城町が負担します。土地所有者の皆様に費用を請求することは一切ありません。
Q. ドローンや飛行機が飛ぶ際、騒音やプライバシーはどうなりますか?
A. 飛行にあたっては関係法令を遵守し、安全とプライバシーに最大限配慮して実施いたします。山間部を中心とした撮影であり、個人の生活が侵害されるような利用はいたしませんのでご安心ください。