天然記念物布田川断層帯整備基本計画
天然記念物布田川断層帯(以下、「布田川断層帯」という。)は、平成28年熊本地震(本震)の際、地震を伴って地表に表出した長さ約31kmにわたる地震断層の一部です。なかでも本町の「杉堂地区」、「堂園地区」、「谷川地区」は、熊本地震による変位が顕著に視察可能な場所があり、現在でも良好に保存されています。
「布田川断層帯」は、熊本地震で変位した地表地震断層として学術的な価値付けがなされる一方、熊本地震の被害を将来に伝える災害遺構としての価値も有しています。以上のことから益城町では、この3地区が平成30年(2018年)2月13日付けで国の天然記念物に指定されました。
この度、本町では、「布田川断層帯」の適切な保存管理や活用の基本方針を示した保存活用計画(令和2年8月策定)に基づき、具体的な整備計画や活用方針などを示す「天然記念物布田川断層帯整備基本計画」を策定しました。
今後は、「布田川断層帯」を確実に保存・管理し、後世にしっかりと継承するとともに、より多くの方々に訪れて頂き、その価値や魅力について理解を深めていただけるよう活用・整備を図って参ります。