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天然記念物布田川断層帯(杉堂・堂園・谷川地区)保存活用計画

最終更新日:
 

天然記念物布田川断層帯(杉堂・堂園・谷川地区)保存活用計画を策定しました(令和2年8月策定)

 

天然記念物布田川断層帯(杉堂・堂園・谷川地区)とは

布田川断層帯は、平成28年4月16日1時25分に発生した平成28年熊本地震の本震(M7.3)の震源断層で、その長さは阿蘇外輪山の西側から宇土半島の先端に至る約64km以上と考えられています。


本震の際、地震動を伴って地表に表出した布田川断層帯の地表地震断層は、嘉島町から南阿蘇村までの長さ約31kmの区間でほぼ連続的に確認されました。


益城町の杉堂・堂園・谷川地区では、長さ約31kmにわたり確認された地表地震断層の一部が専門家や地元、関係各位の協力のもと早くから保存の措置がとられたため、断層運動に起因する顕著な地形の変位が良好に保存されています。


このため、平成29年11月17日、国の文化審議会から「我が国の地質鉱物のなかで学術的な価値が高い」との答申を経て、平成30年2月13日付けで国の天然記念物に指定されました。



  • 潮井神社(杉堂地区)
右横ずれした畔(堂園地区)
個人宅に表れた共役断層(谷川地区)

  潮井神社(杉堂地区)

  右横ずれした畔(堂園地区)

           個人宅に表れた共役断層(谷川地区)


天然記念物とは

 

    天然記念物は、文化財の種類のひとつです。「文化財保護法」では「動物、植物及び地質鉱物で我が国にとって学術上価値の高いもの」のうち、重要なものとされており、文部科学大臣が指定します。


    天然記念物は、日本列島の成り立ちを示す地質現象(地震断層等)や、過去の生物の姿を知ることのできる化石、日本列島の生物地理学的な特性を示す固有種等の動植物などが挙げられ、日本列島や私たちが生活をする土地がたどってきた「自然史」としての意義をもっています。

 

保存活用計画の策定について


概要

本計画は、益城町に所在する天然記念物布田川断層帯の本質的な価値を明確にするとともに、天然記念物を取り巻く現状と課題を把握し、今後も適切に保存活用するために、今後の保存、活用、整備等に向けての基本方針を示すものであり、併せて当該文化財に関する様々な情報を取りまとめたものです。


計画策定に際しては、平成30年から令和2年にかけて有識者や地域住民の代表者等と協議・検討を重ね、令和2年8月に策定・刊行しました。


なお、この計画は、社会情勢の変化等に対応するため10年を目処に見直すものとします。


計画の目的

天然記念物布田川断層帯を今後も適切に保存管理し、「平成28年熊本地震」の記憶と教訓を併せて次世代に確実に伝えるとともに将来起こりうる大規模災害に備えて防災・減災教育と地球科学や災害科学の発展に寄与し、魅力ある地域資源として観光や地域振興に活用されることを目的とします。


今後は、保存活用を今まで以上に充実させ、その価値を更に広く発信していけるよう活用・整備を図っていきます。


天然記念物布田川断層帯保存活用計画書

 天然記念物布田川断層帯保存活用計画 第1章(PDF:7.75メガバイト) 別ウインドウで開きます
 天然記念物布田川断層帯保存活用計画 第2章(1)(PDF:13.52メガバイト) 別ウインドウで開きます
 天然記念物布田川断層帯保存活用計画 第3章(PDF:3.55メガバイト) 別ウインドウで開きます
 天然記念物布田川断層帯保存活用計画 第4章(PDF:12.47メガバイト) 別ウインドウで開きます
 天然記念物布田川断層帯保存活用計画書 資料1(PDF:9.07メガバイト) 別ウインドウで開きます
 天然記念物布田川断層帯保存活用計画書 資料2~3(PDF:8.91メガバイト) 別ウインドウで開きます
 天然記念物布田川断層帯保存活用計画書 資料4~7(PDF:12.75メガバイト) 別ウインドウで開きます
 

天然記念物布田川断層帯保存活用計画書 概要版



関連ページ(町ホームページ)

布田川断層帯(杉堂地区) 別ウィンドウで開きます
布田川断層帯(堂園地区) 別ウィンドウで開きます
布田川断層帯(谷川地区) 別ウィンドウで開きます



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